小学生はたくさんの壁にぶつかって乗り越えていると思いますが、保護者として一番耳にするのが「9歳の壁」「10歳の壁」。
小学3~4年生になった時にどんな「壁」が待ち構えているのか?
思春期になって親の言う事を聞かない・・・というのはもちろんですが、今日は「勉強面」に絞ってご紹介。
実際に小4でここにつまずいた!という保護者の方のアンケートも独自に取っているのでぜひ参考にしてみてくださいね♪
↓その他学年のつまずきポイントはこちら
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9歳・10歳(小学校3~4年生)は算数のハードルが一気に上がる!
小学校3.4年生になると算数が急に難しくなることでつまずいてしまうお子さんが多いです。
学校の先生にも「算数の〇〇でつまずく子が多くて...」と言われた記憶。
我が家の子ども達がつまずいた箇所と一緒に3.4年生の算数でよくつまずくポイントを見ていきましょう。
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小学3年生の算数つまずきポイント
小3つまずきポイント①割り算
3年生になると「割り算」が出てきます。
1年前に九九を覚えていたのにもう割り算!!掛け算がしっかり分かっていないとつまずくポイント。
さらに、あまりのある割り算も3年生で勉強します。
小3つまずきポイント②時間と時刻
1年生は時計の読み方、2年生でも時刻と時間が出てきますが、3年生はさらに「かかった時間は何分か?」等より具体的な問題が登場します。
2年生の時刻と時間が苦手だったお子さんはここでも頭の中が「???」となることも。
小3つまずきポイント③□を使った式
未知の数を□にして計算していく「□を使った式」。
式だけの計算は問題なくても、上のような文章題になると急に苦手になるお子さんも。
小3つまずきポイント④円と球
円と球では「直径」「半径」を理解していきます。
コンパスを使うのもこの時期ですね。
写真の問題のように、ボールが箱に入った時に箱の長さを求める問題、よく出てきますが球の切り口が円になる事も理解していかないといけません。
ここをきちんと押さえておかないと、5年生の円周、6年生の円の面積でさらに苦手になることも。
3年生算数の流れは下記の通り。教科書によって違いますが、こんな感じで進めて行きます。
1学期 | 割り算 |
円と球 | |
足し算と引き算のひっ算 | |
一億までの数 | |
2学期 | 時間の長さ |
あまりのある割り算 | |
三角形 | |
計算の順序 | |
掛け算のひっ算 | |
3学期 | 分数 |
少数 | |
2桁を掛ける掛け算のひっ算 | |
□を使った式 |
小学4年生の算数つまずきポイント
小4つまずきポイント①割り算の筆算
これは息子の学校の担任の先生に
と夏休みの個人懇談の時に言われました。
割り算って掛け算を理解していないといけないですが、九九がまだおぼつかない場合一気に難しく感じるようです。
さらに見当をつけて数字を当てはめる作業につまずくお子さんも。
確かに、50÷11をする時に、4を最初に当てはめる所に時間がかかっていたと思います。
小4つまずきポイント②分数
↑は宿題なので合ってるかどうか見てもいません。間違ってたらすみません・・・。
「仮分数を帯分数か整数になおしなさい。」
問題の意味がもう母にはわかりません(笑)
約分もハードルが高いですよね。
小4つまずきポイント③小数の掛け算・割り算
小4の算数では分数、小数どちらも学びます。
今まで整数だけだったのに急に訳の分からない数字がたくさんでてきて混乱しちゃう!というお子さんも。
小5になった息子に「4年の時の算数で何が嫌いだった?」と聞いたら即答で「少数」と答えてました(笑)
小4つまずきポイント④面積・垂直・四角形・角度
4年生では分度器の使って角度をはかったり、面積や体積を求めたりなど、計算以外の事でもたくさんのハードルが待っています...
4年生の算数のカリキュラム例は下記の通り。
教科書によって違ってきますが、こんな感じで幅広く勉強しなければいけません。
1学期 | 折れ線グラフ/角 |
1桁で割る割り算 | |
垂直・平行と四角形 | |
割り算の筆算 | |
2学期 | 2桁の割り算 |
概数 | |
面積 | |
小数 | |
小数の掛け算と割り算 | |
3学期 | 分数 |
台形・平行四辺形・ひし形 | |
立体 |
小3.小4が覚える漢字が6年間で一番多い!
小学3年生、4年生は算数だけではなく国語、特に漢字を覚える量もとても多いです。
1年生・・・80字
2年生・・・160字
3年生・・・200字
4年生・・・202字
5年生・・・193字
6年生・・・191字
4年生では日本地図を覚えるため、県名を漢字で書かなければならず、ここでは場所と地名が一致しなければならない等々苦手が増えていく子も。
国語の読解、読書感想文...抽象的問題が多くて混乱!!
国語の文章問題が急激に増えてくるのもこの時期。
自分が言いたい事を上手に表現する形で「書く」問題が増加。
また、頭の中で思い描くことが難しいと感じるお子さんも。
国語の文章問題が増えるということは、算数の文章問題も増えて来るんですよね・・・
いやいや、頭の中で考えてごらんと言ってもよく分かってないみたい・・・
文章を理解する力が求められるのも小学校中学年のつまずきポイントの1つです。
9.10歳(小学3.4年生)に英語教育も本格化!
算数が急に難しくなった事で子どもたちはいっぱいいっぱいなのに、小4で待ち構えているのは「新英語教育」。
2020年から3年生、4年生から外国語活動、5年生、6年生から英語が本格的に始まります。
小4はまだ外国語活動・・・と思うかもしれませんが、文部科学省から配布されている4年生のカリキュラムを見ると・・・
4年生の授業イメージ
- 天気や遊び
- 好きな曜日・時刻の言い方、尋ね方
- 持ち物や文房具の名前や尋ね方
- アルファベットの小文字
- 食材の言い方や欲しい物を要求
- 学校生活の共通点や相違点
- 絵本などの短い話を聞いて内容を理解する
私達が小学生の時なんてアルファベットすら5.6年で習っていたと思うのに、小文字、しかも「学校生活の共通点や相違点」って日本語でも難しいわ!!
という内容がてんこ盛り。
これは5年生で「英語」として授業が始まる前段階でかなり詰め込んでいる感がありますよね・・・
↓その他の学年の英語カリキュラムはこちらをどうぞ
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実際9.10歳(小3.4)のお子さんをお持ちの保護者にアンケート!
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そこで、実際に10歳のお子さんをお持ちの保護者の方、小3.4でつまずいたことがある保護者の方にアンケートを取ってみました。
もう一つ、塾に行った方がいいのか それとも様子を見ればいいのか、判断つかず何がなんだか分かりません。
国語の論文、物語文がとても苦手
読書感想文...無理!!
これはめっっっちゃ悩まされました。読書感想文は私が毎年「はじめ・なか・おわり」で考えて書いて・・・など、テンプレート用意して埋め込み式にしたりなど手を尽くしました。
宿題を見ていなくて散々な結果に
小数点でつまずいた
小数点の含まれた割り算、掛け算でつまづきました。主に計算間違いと小数点のつけ忘れで間違いとなることが多かったです。割り算の計算間違いは九九で曖昧な部分があったことが判明。学校の懇談会で先生より、「4年生からの算数は1年生~3年生で学習した基礎の部分が大事なので、間違いが多い時は九九の復習などをしてみてください。」と言われました。
あとは初めて分数が出てきたのも4年生だったのですが、帯分数から仮分数に直す際の足し算のミス。仮分数から帯分数に直すための引き算のミスと左につける整数の付け忘れなど。分数であれば帯分数に直した際、計算後「左に整数をつける」といった【計算+α】の+αを忘れて損をしていました。本人もテストでの×が積もってくると苦手意識が出てきてしまい、宿題すらも嫌がるように。
算数の単位換算・理科にも気を付けて!
算数の単位換算でつまづきました。特に単位換算にこだわりのある先生でよくテストがあったののですが、なかなか点が取れず。応用がきかないのか、1㎏=1000gは理解できても7.5㎏を75000gとしたり、10㎗=1ℓ理解しても、0.6㎗は何㎖かと訊かれると戸惑ってしまったり、ということがありました。また複数桁の掛け算、例えば225×304のひっ算の場合、0が入っているために桁をずらすことを忘れてしまいなかなか慣れず、しばらく間違えていました。
また理科のテストが途中から実験結果の資料を分析しながら回答するもので、慣れないために時間もかかり点数が取れず、それ以来苦手意識が強くなり嫌いになってしまいました。
算数がとにかく苦手になった
ほぼ全、算数のテストの点が急に下がってきました。わり算、面積、単位。割り算ではノートに計算式を書きますがだんだん歪んできてずれてしまい間違えるということもありました。面積では正方形や長方形は良いのですが、応用することが苦手で、平行四辺形や台形、ひし形などは見ただけで「わからない」とやる前からなかなか取り組まないので練習問題数も少なくなり尚、追いつけなくなっていっていたように思います。
単位はまず覚えるところから苦手意識を持っていて、親が「宿題は?」と聞くまで宿題が出ていることも言わないよになっていました。
わり算に関しては、今は工夫されたノートが安くたくさん出回っています。その中で、方眼タイプのものに変えて数字をはみ出さないように書かせて出来るだけたくさんの問題にチャレンジさせて慣れるようにすると正解率が上がってきて、慣れから問題を解く時間も短縮されてきました。
面積においても、ひし形や台形などの形も元は縦と横から出来ているということを教えて、これもまた方眼タイプのノートを使って数をこなす感じで出来るだけたくさんの問題を解くようにしました。
親は口出しせず、放っておかず、「見守る」ことが大事?!
今まで「宿題した?」「勉強しなさい」と言って素直に聞いてくれていた子どもたちも思春期を迎え親の言う事なんて聞いてくれなくなる年頃。
学校の勉強についていけないとなるとより、親の「◯◯しなさい」に過度に反抗したくなるのは分からないでもないですが...。
でも何とか「遅れを取らないようにしてあげたい」と思うのも親心。
進学塾に行くのも良いですが、お金の問題もあるし、小学生高学年からでも・・と考えている我が家のようなお宅におすすめなのが進研ゼミチャレンジ。
我が家の場合は進研ゼミのチャレンジタッチ+公文を受講させています。
チャレンジタッチは親が言わなくてもキャラクターが全て説明してくれるので、「お母さんこれ分からない」ということが滅多にありません。
例えば4年生で始まる「分度器」の問題も親のかわりに説明してくれます。
もちろん、しっかりお勉強できるお子さんの場合は「チャレンジテキスト」で書いて想像力をつけるのも良いですが、うちの子は無理・・・(笑)
と思いチャレンジタッチをさせています。
↓3年生のつまずきポイント「割り算」や「漢字」などの教材をレビューしています
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ここでアンケートの結果に興味深い物があったのでご紹介します。
小学生で英語なんて...中学校に入ってからでもいいのではと思われている方も居られるようですが、中学校に入ってから英語をスタートした友人のお子さんは英語嫌いに。娘は英語大好き。リスニングなどの耳は確実についているように感じます。
英語教育については、幼稚園年中の時からネイティブの講師のいる教室に通わせています。私たち両親が英語アレルギーなので、子供たちにはそうさせてはいけないと思い、早くから取り組んでいます。子供はまだ自発的に英語を発することはありませんが、英会話教室で講師の方とは簡単な英語で会話も出来ているので、このまま継続していきたいです。それから朝食の時に、幼児向けの英語の童話を流しています。
私は日本語教師として外国人の方々に日本語を教えていましたが、小さいお子さんの耳はやっぱりすごく良くて同じ期間教えても圧倒的に身につくのはお子さんなんですよね。
進研ゼミでは算数・国語・理科・社会に加え英語が驚く程パワーアップしてお値段そのまま!
他の教科に比べ「3年生、4年生の英語」という形ではなく、レベル別に勉強ができるので、分かる子はどんどん進めて行く事ができます。
そのレベルはなんと英検準1級まで!!
実際にチャレンジ英語を受講された方も
英語に苦手意識がありましたが、英語教材が誰でも知っている桃太郎や白雪姫を使って話を進めていくので、話している内容がわかりやすく音声で繰り返し聞けるので、前より英語が楽しくなったようです。
また、英会話塾と併用でチャレンジをされている方も。
英会話とは違って、四技能をしっかり学べるのでチャレンジ英語は復習として使うのにちょうど良いです。算数と理科も苦手なのでチャレンジタッチで予習復習をさせています。
9.10歳(小3.4)の壁に向けて早めの準備をしませんか?
今回は10歳、小4の壁の中でも「勉強面」に絞ってご紹介してきました。
勉強についていけないのは子供にとってはかなり辛いもの。
でも学校の先生は「学習指導要領」という決められたカリキュラムに添って全員一斉に同じ事をして分からない子がいても次に進めてしまいます。
これは仕方がないことなのですが、分からないまま次に進むともっともっと分からなくなることから小4で勉強に乗り遅れたお子さんはその後勉強嫌いになるとも言われています。
親が出来るのは見守る事しかないのですが、いつでもお子さんが「分からない、教えて」と言える環境作りも必要ですよね。
進研ゼミの良い所は学校の教科書よりほんのちょっぴり先を行く学習内容であること。
公文は基本計算メインなので、教科書に添った問題が提示されるのはとても役にたっています。
自宅学習で子供がどんな所が苦手なのか?を親も注意深く見守っていき10歳の壁、小4の壁を乗り越えていきたいですね♪
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