「塾に行かずに、県内トップの進学校を目指すなんて無謀?」 そんな不安を抱えている親御さんも多いと思います。
我が家の息子「つばさ」も、中高一貫校からの外部受験でしかも塾なし。
- 高校受験の情報は親が調べる
- 出願エントリーは親がする
- 内申のお願いは恐る恐る学校へお願い
- 私立対策が不十分で特進科には届かず(普通科には合格)
などなど紆余曲折ありました。
結果から言えば、合格は可能です。
しかし、そこには一般的な「公立受験」の常識では測れない、非常に険しい道のりがありました。
あまりに大変だったので忘れたい過去になっているのですが(笑)、同じように一貫校からの外部受験をされる方、塾なしで頑張ろうと思われる方の少しでも参考になればと思い記事にしました。
私も10年後くらいに見て「あの時大変だったな~」って笑えたら良いなと思います。
過去記事はこちらから
👉【E判定なのに!?】私立中高一貫校を辞めて公立高校を受験したいと言い出した息子の話
👉【中3夏休み】私立一貫校から公立受験へ|過去問撃沈から20日で20%アップした息子の勉強記録
【衝撃の結果】内申オール5でも模試での判定はD・Eで親子ともつらい日々
Vol.2で書いたように我が家の受験勉強は決して順風満帆ではありませんでした。
むしろ、数字に振り回され、親子で胃が痛くなるような日々の連続でした。
👉私立一貫校から公立受験へ|過去問撃沈から20日で20%アップした息子の勉強記録
内申点はほぼオール5が「精神安定剤」になった理由
私たちが住んでいる地域は、中1から中3までの内申点と、当日の入試得点の合計で合否が決まります。
息子は幸いなことに、中2の学年末で「44」を取った以外は、中1、中3は「45(オール5)」。
塾なしで無謀とも思える挑戦を続ける中で、この「内申点の貯金」だけが唯一の救いでした。
模試の結果が悪くても、「まだ土俵には立てている」「最悪、当日1点でも多くもぎ取ればチャンスはある」と自分に言い聞かせることができたからです。
外部模試はまさかのE判定・D判定…最後までA判定が出なかった背景
模試の判定がとことん悪い!!ここが一番の苦しみでした。外部模試を2回ほど受けましたが、結果は散々。
最後までA判定が出ることはありませんでした。
不器用な息子にとって、「会場の独特な空気」は想像以上に手強かったようです。
家なら落ち着いて解ける問題も、一歩外へ出れば時間配分をミスし、焦りから実力を出し切れずに終わってしまう……。
この「家なら解けるのに、本番だとダメ」というもどかしい謎を抱えたまま、手探りの日々が続きました。
「三者面談」がないからこそ、最後まで突っ走れた
もし息子が公立中に通っていて、模試でこれほど悪い判定を取り続けていたら……。
おそらく三者面談で先生から「その志望校は諦めて、ランクを下げなさい」と引導を渡されていたはずです。
その点、私立一貫校の場合は外部受験をする子に対して、良い意味で「完全放置」。
先生に反対されて心が折れることもなく、自分たちのペースと戦略を信じて、最後まで脇目も振らずに突っ走ることができました。
この「静かな環境」は、塾なし受験生にとって意外にも大きな後押しになったと感じています。
塾なしで県内トップ校を攻略!「模試より過去問」に絞った逆転戦略
塾に通っていれば、この判定を見た先生から志望校を下げるように言われていたはず。
でも、相談相手のいない「塾なし」の我が家は、一つのデータに賭けることにしました。
なぜ模試が悪くても合格できたのか?独自問題と共通問題の決定的な違い
「会場の雰囲気に飲まれているのか?」と思い、試しに友達に借りた「公立中学の実力テスト」「塾の模試」を家で解かせてみました。すると、450点近い点数を取るんですよね...。
このことから考えたのは
- 実力テストの結果から「基礎は解ける」
- 自宅で過去問を解くと志望校も合格点が取れる
- 外部模試も自宅でなら解ける
答えを見てるんじゃないか疑惑もありますが(笑)市の実力テストは公開されていませんし、答えは私しか持ってない、自宅で過去問を解く時も私が20年分をランダムに出しリビングで解いているので答えを覚えたり見たりするのは不可能...。
まぁここは息子を信じるとして、そこからは「判定はもう見ない。過去問の得点率だけを信じる」と決めたのです。
無謀ですよね(笑)
併願私立(特進)の不合格で絶望。そこから立ち直った息子のメンタル管理
しかし、息子にとってはさらに大きな試練が訪れます。
こちらも過去問では取れていたはずの併願私立の特進コースが不合格になってしまったという現実...
息子は相当落ち込み、私も「やっぱり塾なしでは無理だったのか…」と揺らぎました。
でも、一貫校の多くは一度外部受験をすると言うとほとんどの場合学校に戻してくれる制度はないのでもう引き返す事はできません。
息子には、心を安定させる方法として長谷部誠さんの「心を整える」などを読ませて本番で緊張しないように...とおまじないをかけるしかありませんでした(笑)
元々本を読まない事もあり、好きなサッカー選手の本という事で長谷部さんの本を選びました。
『結果はコントロールできないけれど、準備はコントロールできる』という一流のアスリートの思考は、思春期の息子の心に、親の言葉以上に響いたようです。
他にもメンタル本は色々あるので同じようにメンタルが弱いお子さんにはぜひ...
【塾なし高校受験】県内トップ校合格!本当に役立った参考書・問題集・教材
塾に行かない代わりに、教材選びには徹底的にこだわりました。
ここでは実際に買って役だったものはもちろん買ったけどあまり使わなかったものも紹介。
※なお、志望校の過去問は10年分以上何度も何度もしました。県立高校共通問題の過去問は購入していますがここでは省略します。
塾なし受験の「お守り」!5教科すべて対応の「スタディサプリ」活用術
塾なし受験で一番怖いのは、「解き方は覚えたけど、本質を理解していない」という状態に陥ること。そんな我が家の「塾代わり」として3年間支え続けてくれたのがスタディサプリでした。
実は合格が決まった直後、年間契約の更新時期だったので「もうスタサプ解約する?」と軽い気持ちで聞いてみたんです。すると息子は食い気味に「いや、絶対に続けて」と即答。
高校生になっても手放せない、彼にとってはもはやスタサプ=塾になっているようです。
「わからない」をそのままにしない、プロ講師の授業
「どうしても納得いかない」という壁にぶつかった時、息子は自分からスタサプの授業動画を探して視聴していました。

特に社会の伊藤賀一先生には心酔していて、「伊藤先生、昔〇〇に住んでたらしいよ」なんていう授業中の余談まで楽しそうに話してくるほど。
「先生を好きになる」って、塾なしでモチベーションを維持する上で、実は一番大事なポイントかもしれません。
「都道府県別」の入試対策・「公立標準・難関」がとにかく優秀
スタサプの強みは、各都道府県の入試傾向に合わせた「都道府県別入試対策講座」があること。
独自問題が出るトップ校であっても、まずはその県の公立入試の「型」を完璧にする必要があります。
この実践的な問題演習を自宅で、しかもプロの解説付きで受けられるのは、塾なし受験生にとって最強の武器になりました。

各教科別にも「標準・難関」と分かれて学習できるのも嬉しいところ。
塾なしの場合、難関問題は次に書く最高水準買っておけば間違いない!と思いがちですが、公立の難関問題をまずは解けるところが大事なんだと今では痛感しています。

どれが標準でどれが難関なのか?って塾なしの場合なかなかわかりにくいので、こんな風にパッと見て分かると取り組みやすいですよね。
高校生になっても「継続」する価値
受験が終わって終わりではなく、高校の先取り学習や、レベルが跳ね上がる高校の授業の補完としてもスタサプは使えます。
月額2,000円程度で、5教科すべての「一流の授業」がいつでも見放題。
高校では中学以上に先生の独特さ(あたりはずれ)に惑わされる事もあると思います。実際まだ入学1か月ですが「数Aの先生マジで何言ってるか分からない」と言ってスタサプを見ています。(スタサプの数学の先生も独特だと思いますがw)
こういった使い方が出来るのもスタサプの良さだと思います。我が家では毎日使うのではなく
分からない時のお守り
として今後もスタサプを続けて行く予定です。
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【数学】自校作成問題の壁を突破!ボロボロになるまで使い込んだ「塾技100」
自校作成問題(独自問題)を採用しているトップ校は、数学で「正答率0.1%以下」という、もはや笑うしかないような難問を平気で出してきます。
そんな独特の入試形式に立ち向かうため、息子が最もボロボロになるまで使い込んだのがこの『塾技100』でした。

塾技はその名の通り塾で教える内容を再現してくれてそれが分かりやすく書かれているのが特徴。

- 塾に通わず「塾のテクニック」を盗む: その名の通り、塾で教える解法テクニックを凝縮したような1冊。解説が驚くほど分かりやすく、塾なし受験生にとっての「最強の武器」になります。
- 「参考書を読み込む力」を育てる: 最初は「本を読まない息子が、参考書なんて使いこなせるの?」と半信半疑でした。しかし、ポイントを自分で探し、理解できない時にどう動くかを考える練習は、高校進学後の「自学自習」にそのまま繋がっています。
新装版も出てます。
【検証】「最高水準問題集 数学」は県立トップ校受験に難しすぎた?
数学は問題集として「最高水準問題集 高校入試」も買いました。

今だから言えますが、春から夏頃のページを開いた時、あまりの「×印」の多さに、「え、これで本番大丈夫なの……?」と母としての心臓がバクバクしたのを覚えています(笑)。

- 難易度のミスマッチに悩む: 夏休み明けには大問1の計算問題などは解けるようになりましたが、正直に言えば、この問題集を完璧に使いこなせたかというと「NO」です。
- 「もう一声!」の難しさ: 普通の問題集だと物足りない、でも最高水準だと難しすぎて心が折れかける……。この「あと一歩」の隙間を埋める教材選びは本当に難しかったです。
数学の「解き方が身につく問題集」|基礎と難問を繋ぐ架け橋
「難しい問題集に手を出したけれど、解説を読んでもいまいちピンとこない……」
そんな時に、知識の穴を埋めてくれたのがこの『「解き方」が身につく問題集』でした。

- 「わかる」を「解ける」に変える: 最高水準問題集のような難問に挑む前に、そもそも「どういう手順で思考を組み立てるか」を整理するのに役立ちます。
- 塾なしの弱点をカバー: 塾では先生が口頭で説明してくれる「解法のプロセス」を、紙面で一つずつ確認できるのが強み。これで基礎の型を再確認したことで、停滞していた過去問の点数が少しずつ動き出しました。
数学は点数が安定しない日々が続いていました。大問1が全問正解になるようになって7割近くは取れるように。
この7割の壁を越えるのがなかなか難しい日々でした。

【英語】英検準2級でも苦戦?「最高水準問題集 英語長文」のリアルな活用法
トップ校対策として有名なこの一冊。単語や語彙は英検2級に近いレベルで、志望校のレベルにも合っていたので購入しました。
息子は英検準2級を持っていましたが、いざ解き始めてみると、その文章の長さと内容の深さにかなり苦戦していました。

正直に言うとこの問題集、我が家は「完走」していません(笑)。
- 標準問題(21題): なんとか食らいついて進める。
- 最高水準問題(17題): 難易度が跳ね上がり、息子も「うわぁ…」となる。
塾なし受験において、分からない問題で止まってしまうのは一番のタイムロス。
「これは今の実力じゃ無理だ」と親子で判断し、全部を完璧にしようとするのはやめました。
解答はとても詳しいので自学には最適ですが、深入りしすぎると自信を失うリスクもあります。
文法・単語は英検®で使ったものを使いつつ、リスニングは志望校の過去問を何度も聞くという形で英語は勉強していました。
英語に関しては自分の興味がある長文問題が出るか出ないか?で大きく点数が左右されることに。
とにかく多くの問題を解くことが大事ですね。

【国語】苦手な長文読解を克服した「αスタンダード」「差がつく入試問題」
国語が苦手な息子にとって、長文読解は苦行そのもの。
塾なしでどう攻略するかは、数学以上に頭を悩ませたポイントでした。
学校配布の『αスタンダード』が実は最強の基礎固めだった
国語に関しては、『αスタンダード』がとにかく優秀でした。
基礎レベルの短い文章から、発展レベルの長文まで段階的に構成されているので、苦手な子でも少しずつ「読む体力」がつきます。
まずはこれを完璧に終わらせるのが、我が家の第一歩でした。

解説の詳しさが独学を救う!「最高水準問題集 国語」
αスタンダードが基礎から標準、発展まで対応していたので、発展問題の最高水準問題集国語を数学や英語の流れでつい購入してしまいました。

文章の量自体は県内トップ校の入試に近いのですが、やはり内容が難解で、国語嫌いの息子にはハードルが高かったです。
ただ、塾なし受験生にとって、最大の問題は「解けない時に教えてくれる人がいないこと」です。
多くの問題集は解説が数行で終わることも多い中、最高水準問題集は、「なぜその考え方に至るのか」というプロセスが非常に詳しく書かれています。
息子も、難問にぶつかった時に解答冊子をじっくり読み込むことで理解できたものもありました。
国語嫌いの息子が自ら解いた「差がつく入試問題 国語」
国語嫌いの息子が、意外にも自ら進んで取り組んだのがこのシリーズでした。

県立高校の50%以下しか解けなかった問題がピックアップされている問題集なのですが、まず問題文が短い(笑)
国語嫌いの息子が最初にスタートするには良い問題集だと思いました。
あとは、〇%しか答えられなかったと書かれているのでその問題を解けた時の達成感も大きかった模様。

価格もお手頃なので、受験勉強をこれからスタートするという方には良いかも。
ここだけは落とせない受験生の50%以上が解ける問題集もあります。
国語はこれらの問題集と過去問を解いて7割は取れるように。
国語に関しては中学の先生が「書かせる」問題を大量に出してくれたおかげで志望校の問題にも対応できたかなと思ってます。

【理科・社会】「きちんとこれだけ」×「学校配布ワーク」が最強説
国数英は独自問題ですが理科・社会は県立高校と同じ問題なので、問題集として「きちんとこれだけ」シリーズの理科と社会を購入しました。

この2冊をずっとしていたのですがある日娘が持っている問題集をちらっと見た息子が「え、こっちの方が良いんだけど。受験まで貸して」と言ったんですよね。
きちんとこれだけ問題集は重要ポイントをピックアップして書かれてあるのでこれだけ読めば流れがわかる点ではめちゃくちゃ使えるかなと思います。
ただ、これだけ読めば全てOKという訳ではなく、だからと言って息子校で使っていた新中学問題集程深い問題は出ないかなと...

そこで娘が学校から配布されていた問題集がちょうどいいと感じたようです。

薄い問題集なんですけどね。きちんとこれだけの社会は地理・歴史・公民で120ページ程、学校から配布された問題集は地理・歴史・公民に分かれていてそれぞれ70ページ弱なので100ページ程多くなります。
理科の問題集も同じく娘校で配布されていた「よくわかる理科の学習」を見ていました。社会よりは見てなかったかな?

これで過去問を解いたら安定して8~9割近く取れるようになったのでやり方は間違ってなかったと思います。

もちろん点数の上下はありますが、最終的に9割に落ち着いたのは良かったです。

【本音】最高水準問題集はオーバースペック?県内トップ校合格への「距離感」

なんだかんだと国数英3教科とも最高水準問題集を購入した我が家です・・・。
正直、県内トップ校を目指すにしても、ここまでの難問をすべて解ける必要はないのかもしれません。
でも、塾なしで戦う親としては、強烈なもどかしさを抱えることになります。
1. 「超難関私立」と「公立トップ校」の微妙なズレ
『最高水準問題集(特進)』がターゲットにしているのは、主に首都圏などの超難関私立や国立附属です。
とはいえ、息子校の問題が実際に載っているのも事実...なので購入したんですよね。
ただ、正直に言うと県内のトップ公立校を目指すには「そこまでマニアックな知識はいらないかも……」という問題も多く含まれています。
- 最高水準特進: パズルのような、ひねりまくった難問(難関私立向け)
- 息子の志望校: 基礎の組み合わせ方が高度で、記述量とスピードが求められる難問
この「難しさのベクトル」が少し違う。でも、普通の問題集では物足りなさを感じる...。
この「中間を埋めてくれるちょうどいい教材」が、塾なし家庭にとっては本当に見つけにくいのです。
2. 「最高水準」は合格のための『高地トレーニング』
結局、我が家では「最高水準を完璧に解けるようになること」は目指しませんでした。
最高水準の難問でボコボコにされておくことで、過去問を見た時に「あ、これなら戦える」と思えるメンタルを鍛える。
そんな「高地トレーニング」のような使い方が、トップ校受験には一番しっくりくる距離感なのかなと感じています。
3. 「もう一声!」に応えてくれる教材を探して
受験当時はまだ手に取ることができませんでしたが、今なら『公立最難関への挑戦!』シリーズのような、「公立の独自問題」に特化した教材から入るのが、遠回りせずに済むかもしれません。
中身を見てみると公立トップ校特有の「記述」や「長文の癖」にピンポイントで対策できる構成になっていました。
もし「最高水準が難しすぎて進まない」と悩んでいるなら、それはお子さんの実力不足ではなく、単に「志望校の出題傾向とレベルが少しズレているだけ」かもしれません。
【実戦編】塾なしでも迷わない!高校受験「過去問」への取り組み方
過去問をするのは秋以降と言われる事もありますが、一貫校で中3課程が終わっていたので我が家は夏休みには過去問を解ける状態でした。(詳細はVol.2に記載しています👉私立一貫校から公立受験へ|過去問撃沈から20日で20%アップした息子の勉強記録)
独特な問題なのでとにかく国数英を10年分以上何周か解きました。
- 1周目・・・初見問題で何割解けるかチェック。時間もはかる。間違えた問題を塾技100や似たような問題を問題集から探して解く
- 2周目(翌日)・・・間違えた問題のみ再度解く
- 3周目(1週間)・・・さらに間違えた問題があれば解く...
数学の場合は間違えた問題を塾技で確認できるものは確認し、似たような問題を最高水準や解き方が~で解くといった感じ。これを繰り返しました。
【徹底比較】塾なし高校受験のメリット・デメリット
この険しい道のりを終えてみて、今感じている本音をまとめます。
メリット:自分のペースで「必要な対策」だけに時間を全振りできた
多くの集団塾では、週3回の平日夜や、土曜日の長時間拘束が当たり前です。
しかし、息子が通っていた私立一貫校は毎週土曜も授業があり、平日も7時間目まであることもあり学校自体がハード。
その中で高い内申点をキープするには、学校の課題や定期テスト対策の手を抜くわけにはいきません。
塾の指定された時間に合わせるのではなく、「塾への移動時間」や「すでに理解している範囲の講義」をすべてカットし、自分の弱点克服だけに充てられたことは、想像以上に大きなメリットでした。
デメリット:最後まで消えなかった「情報不足」への不安
一方で、模試の判定が振るわない時期に「本当にこのやり方で合っているのか?」と親子で淡々と進むのは、精神的にかなり過酷でした。
塾があれば「今はここを重点的に」と正しいルートを示してもらえますが、その舵取りをすべて自分たちで行うプレッシャーは相当なものです。
また、私立一貫校からの外部受験ということもあり、学校に受験情報の相談がしにくい「孤独感」もありました。
【親の役割】出願・スケジュール管理は「完全セルフ」
塾なし・私立一貫校からの受験で最も大変だったのは、事務作業です。
併願校の選定、出願エントリー、必要書類の準備、当日のスケジュール把握……これらをすべて親が管理しなければなりません。
特に第一子の公立受験。右も左も分からない状態でしたが、小学校時代のママ友たちに教えてもらいながら、なんとか乗り切ることができました。
ただ、一つ意外なメリットも。
公立中だと「志望校決定」や「当日の集合時間」がかなり早めに設定されがちですが、個人での出願だったため、志望校をギリギリまで悩むことができ、当日も高校側の指定時間通りに動けたので、その点は精神的に楽でした。
まとめ:塾なし受験は「自学自習の力」を育てる最高の経験だった
振り返ってみれば、模試の判定に泣き、併願校の結果に絶望し、真っ白な過去問を前に親子で途方に暮れた日もありました。 正直、「もう塾に丸投げしたい!」と何度思ったかわかりません。
でも、合格を手にした今、確信を持って言えることがあります。 それは、塾なしでトップ校を目指した日々は、単なる「受験対策」以上の価値があったということです。
- 自分に何が足りないかを見極める「分析力」
- 分からない時に自ら解決策を探す「自走力」
- そして、どんなに苦しくても親子で対話し、支え合った「時間」
高校生になった息子が、今でもスタサプを使いこなし、分からないところを自分で調べて解決しようとする姿を見るたび、「あの苦労は無駄じゃなかったんだな」と実感しています。
さらに、「今のままじゃ理解出来てない所多いから学校の先生に聞いてみる」と中学の時には絶対に言わなかった言葉も出るようになり驚いています。
もし一貫校にいたままだったら先生方がご厚意で開いて下さっている特別講義にも参加しないままだっただろうし(中学では必要ないだろと1度も参加しなかった...)なまじ内申が良かったのでさらに高みを...という考えもなかったかもしれません。
大変な高校受験でしたが、冒頭にも書いたように10年後に笑える未来になる...はず!
この記事が、今まさに暗闇の中で頑張っている親御さんとお子さんにとって、一筋の光になれば幸いです。
※無事合格を掴んだ息子が、いま10kgの荷物を背負って通学している『リアルな持ち物リスト』はこちらにまとめています
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