2020年から小学校教育に大きな改革がある中で一番注目されているのは「英語教育」がスタートすること。
今までも小学校高学年で英語の授業はありますが、「本格的」に始まるのは2020年から。
うちの息子、娘ともにまだ高学年ではないので英語教育がどんなものか分からなかったので、高学年のお子さんがいるHさんにお話を伺いました。
小学校の英語授業の内容は?
英語の授業参観の様子
普段の授業では教科書は使いますが授業参観の時には使っていませんでした。
1学期に行われたのですが、その時はまだ外国からの先生が来校されていなかったため授業は担任の先生が行いました。
りんごやみかんなどの果物・野球やバスケットなどのスポーツ・犬や猫などの動物など身近にあるものが描かれたイラストを15枚ほど黒板に並べ
と尋ね、発表させる形ではなく知ってる人が自由に答えるという雰囲気でした。
正解するとひっくり返し、そこにスペルが書いてありました。
絵をランダムに出し、生徒みんなで答えていく。
次第に順番ではなくランダムに差したりテンポを早めて差していきみんながつられて間違えて笑う...という和やかなものでした。
「学ぶ」というより「触れる・楽しむ」ことをメインにした授業だなと感じられました。
手を挙げさせたり、ひとりを指名して発表させるということはなくあくまでも、英語を知らない・馴染みがない生徒を基本に授業が行われるんだなと感じました。
授業参観の様子のまとめ
私達親世代の「英語教育」というのは文法と単語を教科書で覚えるのが当たり前だったのでとても楽しそうな内容が伝わりました。
実際にHさんの学校以外でも英語の授業参観を行う学校は多いようです。
ただし、必ずしも良い印象ではない場合も。
例えばSさんの場合、
5年生 母親
今までも参観授業が英語だったことがあり、小学校の英語の授業を見てきましたが、担任の先生がまず英語が喋れないことがあり、日本語のような発音で教えておられました。
ALTの先生もおられますが、その先生が授業の主導をするわけではないので、ネイティブなALTの先生と、担任の先生との授業前の細やかな教材研究、授業研究がもっと必要だと強く感じました。
小学校の英語教育について心配なこと
通知表にも「英語」が加わる!
まだ、「話す」「発音」するだけだからかもしれませんが楽しく授業を受けているようです。
2020年になると、3年生から「外国語活動」が必修になり5・6年生は成績がつく教科になる予定だと聞きました。
学習時間は現在の35時間から、倍の70時間になり「聞く」「話す」に加え「読む」「書く」も学ぶようになり通知表の成績欄にも載るようになるそうです。
通知表に載ることは、新鮮で楽しみでもありどのような評価をされているのかドキドキすることでもあります。
6年生になったら先生やクラスメイトと質問しあったりコミュニケーションの幅を広げる授業も多そうですしより充実するのではないかと考えています。
楽しむレベルであるとはいっても小学校のうちから英語に触れて、少なからず慣れてはいますので、中学生になって初めて「英語を感じる」というわけではないため、わりと自然に、身構えることなく取り組めるのでは
ないかと思っています。
70時間というと単純に今の倍の授業数になるため国語や算数など他の授業がおろそかにならないかな、と心配な面もあります。
参考小学校英語教育の現状と2020年からの必修化の内容・問題点をわかりやすく解説!
小学校の英語への心配ごとは他の保護者の方も
Hさんは英語に触れさせる事はとても良いけれど、年70時間増える英語教育について他の授業がどうなるのか?心配されていました。
実際他の方のアンケートでは小1から週3回の英語授業があるそうですが、ネイティブの先生の教え方も素晴らしいようです。
小1 母親
クラスメイトと英語で挨拶が出来たり、ボディランゲージを用いた簡単な会話など「遊びの延長線」で楽しんでいる様子です。個人的には、英語授業はできるだけ低学年からスタートすべきだと考えております。豊かな表現力で、恥じらいなく楽しめる低年齢のうちに始めるのがベターだと感じています。高学年の指導内容にスムーズに取り組めるようにするためにも必要ではないでしょうか。1時限費やすのではなく他教科と抱き合わせで「音楽~英語の歌を歌唱する」「体育~英語の曲にあわせた体操」「生活~かんたんなワードやフレーズを学ぶ」「学活~あいさつやコミニュケ-ションを学ぶ」の様な形だと、子供たちも飽きずに楽しめ「学ぶ意欲」を伸ばして頂けるのではないでしょうか。しかしながら文科省の指導要綱に基ずく教育であるがゆえ適わない部分もありますね。最終的には、各ご家庭のお考えや次第だと思います。
このアンケートに回答頂いたDさんが言うように、英語教育が始まるなら低学年からの方が良いのではないか?と考える保護者の方も多い印象でした。
文部科学省の考え次第ですが、そう思う保護者の方は英語教育が盛んな小学校へ行くことや、英語塾などに行く選択肢をお持ちなのだと思います。
2020年の本格的英語授業により2018年からスタートする学校も!
週2回~3回の英語教育、他の授業に支障は?
学校から具体的にどの教科・どの授業を削減する旨の説明はありませんが、「外国語」がなければ本来その時間にはなんらかの教科の授業が行われていたはずです。
他の授業が減らされて、組み込まれているのだろうと個人的に思っています。
夏休みの短縮はなく、通常通りの期間でした。休憩時間の短縮も行われている様子はありません。
いつから英語教育は始まる?
英語教育の本格化授業は2020年に始まりますが、2018年2019年はそれぞれの市や教育委員会にどうするかを委ねている状況で、活発に英語教育をしている学校もあれば消極的な学校も。
今年、来年は学校によって大きな差が出る時期になってしまいますよね・・・
実際に私が住んでいる地域では「英語教育が盛んな公立小学校」が市内に1つしかなく、学区内ではないために行くお子さんはほとんどいません。
その他の学校は小5.6年で年間30時間という単位で進めていると思います。
参考小学校英語教育の現状と2020年からの必修化の内容・問題点をわかりやすく解説!
まとめ
今日は実際に英語教育をしている高学年の保護者の方に授業の様子や内容を教えていただきました。
小学校の英語教育はまだ本格化されていないので、学校により差はあるにしても、子どもたちが楽しめることが重要ですよね。
急に英語教育が始まって慌てないように事前に英語に触れさせているという保護者の方も多く、手軽にできる通信教材も今後人気になりそうですね!
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