我が家は小2の兄が公文で算数と英語、小1の妹が公文で算数を学んでいます。
以前の記事では「英語」に絞ってご紹介しましたが、ここでは「算数」に関してご紹介。
CMなどで「やってて良かった公文式♪」と流れているから何となく公文って良いのかなーと思うかもしれませんが意外に謎めいてる部分も多くないですか?
そこで、まだ2年程しか通っていませんが良かった点、悪かった点を公文で配られるプリントの画像付きでご紹介していきます。
ごく一般的な子、むしろ出来が良いとは言えない子ども(中学受験等は考えていません)が公文をしたらどうなるか?に興味がある方にとっては参考になると思います♪
↓英語に関してはこちらをご覧下さい 子供の英語勉強として人気の公文。 ただ、 小3の母親Aさん 週2回の送迎が大変 小4の母親Bさん 月謝が高い... との声も。 そこで、我が家の息子が実際に通っている公文英語の画像付レビューと、進研ゼ ... 続きを見る
【小2息子が両方受講で分かった】進研ゼミ小学講座(チャレンジ)英語と公文英語の比較
公文の算数の進度はA~Q、1教材は1~200
公文は先取り学習というのは聞いたことがある方も多いと思います。
公文には基本的にA教材から進んでいき
教材 | 学年 | 内容 |
6A | 幼児 | 10までの数 |
・ ・ |
・ ・ |
・ ・ |
2A | 幼児 | 足す4~足す10 |
A | 1年生 | 足し算・引き算 |
B | 2年生 | 足し算・引き算の筆算 |
C | 3年生 | 掛け算・割り算 |
D | 4年生 | 2桁割り算・分数 |
E | 5年生 | 分数の四則計算 |
F | 6年生 | 複雑な分数計算 |
G | 中1 | 文字式・方程式 |
・ ・ |
・ ・ |
・ ・ |
Q | 高校卒業 | ベクトル、複素数平面 |
こんな感じで算数の場合は、Q教材まであります。
1教材は1から200まで
公文の今の進捗はこの黄色で囲んだアルファベットの文字で分かります。
Dなので小4レベルの問題を解いているのですが、その横に数字を見ると「196」と書いていますね。
1つの教材は1~200まであり、D196のプリントをしていると「そろそろD教材が終わってE教材になるのかな」と親は分かります(笑)
ちなみに1~200まで順番にしていくという訳ではなく、同じ問題を繰り返し解いていきます。
1教材が終わるまでにプリントは200枚ではなく400枚、600枚としているのではないかなと思ってます。
1日の宿題は5枚10ページ
公文は教室でもプリントをしますが、家に宿題を持ち帰ります。
計算だけの場合、1枚は8~15問位でしょうか。
これを10ページ毎日するので1日80問~150問は解いている計算になりますね。
我が家は夏休みは倍にしてもらってます!(ドリルを別に買うのがもったいないという単純な理由からです)
各教材が終わると終了テストを受ける!
1~200までの教材が終わると終了テストを受けます。これも事前に「次回はテストだよ」と告げられません。
と思うだけで実際にテストはしてなかったり・・・教室によってここは違うかもしれません。
終了テストも返してもらったり、返してもらわなかったり(子どもが渡し忘れてるかも?)今見たらC教材のテストしかありませんでした(笑)
ちょうど7ヶ月前にC教材の終了テストを受けていて、息子はE教材になった所なので、1教材(D1~200)に約7ヶ月かかったという事になります。
小2息子はE教材、小1娘はC教材 進み方は子どもそれぞれ!
息子は小1の春頃から、娘は年長の夏頃に公文に通わせています。
2019年3月時点で、
小2息子・・・E10(小5)D教材までの復習
小1娘・・・C150(小3)あまりのある割り算
年長さんでF(小6)教材終了!というお子さんもいるので、我が家の子どもたちは平均的。
下にプリントの画像を貼り付けていますが、間違いがすごく多い時期もあり、決して出来る子ではないというのは親もよく分かってます(笑)
公文は計算だけしかしないからダメ?
「公文は主に計算がメインなので、文章題できない・・・」
「急いで計算するから字が汚い」
こんな声を聞いたことがありませんか?
そんな事ないですよ?と言いたい所ですが、実際本当に計算がほとんどで文章題はごくわずかです。
こんな感じでたまに出てくることはありますが...。
だからダメと思うのか、思わないのか?は親御さんの考え次第ですが、私は小学生のうちは計算力を身に着けた方が良いと思っています。
私は数学が大嫌いだったのですが、有名大学に行った友人は「文章を理解していても計算が追いつかなくて数学のテスト時間が足りなかった」と言っていたのを強く覚えているんです。
その時に私が言ったのは「私の時間あげたのに」でした(笑)問1の1~5位しか分からないから時間が有り余ってたんですよね・・・
字が汚いのは素質(うちは硬筆習わせてません)。
計算力がついた後に次のステップに・・・と進んで行くのが良いかなと。
計算で手間取って次の文章題に進めないのではなく、計算力をつけていれば困りごとが一つ減るかなーなんて思ってます。
公文の月謝は一教科7,150円~
公文の月謝(税込)は一教科7,150円or7,700円です。
これは小学生の料金(税込)で、中学生以降になるとさらに価格がアップします。
東京・神奈川 | その他地域 | |
小学生 | 7,700円 | 7,150円 |
中学生 | 8,800円 | 8,250円 |
高校生 | 9,900円 | 9,350円 |
小学生で中学生や高校生の問題をしていても料金は小学生料金です。あくまでお子さんの現在の学年で月謝は決まります。
基本的に公文でも家でも同じプリントをする事で、「ただプリントするだけなら家でドリルさせても変わらないよね?」と思われる方多いと思います。
いや、私もそう思うこともあります(笑)
そんな時、この疑問に答える内容の事柄が書いてありました。
公文式の奥深さ
毎月一度配られる便りがあるのですが、そこには
公文の先生は何も教えてくれない。プリントを渡されて自分ひとりでやるのならドリルを買って来てやるのと一緒だと思い混んでる人もあるようですがこれは白と黒を勘違いするほどの誤解です
かなり強気の文章が・・・(笑)
簡単に言うと、学校などの「教える場」では理解力を5段階に分けた場合真ん中の「3」に合わせるため、4.5のお子さんには簡単、1.2のお子さんには難しいと感じます。
確かに30人、40人のクラスで学校の先生が教えるのは真ん中のレベルのお子さんですよね。
または学習指導要領に添っているので理解力が悪くても次に進まないと行けない...。
これに対し公文式は子どもの理解力を無視することはなく、自分で考えて、自分で解決することを重視しているんだとか。
ヒントはあるけど、これがヒント?
公文は全て自分で回答するシステムなのですが最初の単元の時にちょっとしたヒントがあります。
この黄色で囲んだ所や、
この黄色の部分。
公文に行っているお母さんに教えてもらい、私もこれがヒントと知ってびっくりした記憶があります。
ここで自分で考える力が生まれるとか何とか...
ただし我が家の場合、大勢の子どもたちがプリントをしている中で「先生分からない」が言えない事が多く、親のフォローは必要になってきます。
これで良いのかどうかは分かりません...
公文を2年間させてきて良かった点、悪かった点
実際に2年近く公文を子どもたちにさせてきて、良かった点、悪かった点をご紹介します。
良かった点
ココがおすすめ
- 計算が早くなった
- 学校の授業が簡単に感じられる(予習ができている)
- 学習の習慣がつく
息子、娘ともに計算は早いと思います。間違いなく母よりは早いです(笑)
途中これは暗記しているんじゃないか?と思う程早いのですがまだ低学年ということでどうやって計算してるの?との問いには訳の分からない事を言っているので説明できなくて申し訳ない...
もう少し日本語が分かるようになったらここに追記しますね♪書いてなかったら我が家の子ども達の日本語力をお察し下さい...
また「学習の習慣がつく」というのは公文をやっていて良かった点のかなり上位にきます。
先程も書いたように1日100問近い計算を毎日毎日するので、知らないうちに勉強しているシステム(笑)
実は、兄に関しては「勉強しなさい」と言った事がありません。
学校の宿題は10分、15分で終わってしまいますが、公文でつまずいた時には2時間3時間自宅学習しています。
↑こんなふうにハマってしまうと(約分が最後まで出来てなくて×ばかりになってます)、なかなか抜け出せず苦しみながら解いている感じ。
ただし、これも霧が晴れる日が来るようで(笑)、そうなるとすごいスピードで解いています。
悪かった点
ココが残念
- 月謝が高い
- 学校で×になることも
- 計算がメイン
月謝が高いのは上でも述べた通りです。1教科7000円は中学校などの塾ともあまり変わらない価格ですよね。
「学校で×になることも」というのは、例えば筆算で繰り上がりの「1」を書かなかったり、約分をまだ習ってないのに約分をしてしまうと×になることも。
これは小学校の先生との個人懇談や家庭訪問の時に聞いておいた方が良いと思います。
担任の先生が「学校では×になります」と言えばそれに怒ることはなく、子どもに「学校じゃ×になっちゃうんだってー。学校の先生の言うようにしよう」と伝えました。
また、兄に関しては「勉強(公文)しなさい」と言ったことがないと上で書きましたが、妹はギリギリまで公文を溜めてしまい、つい「公文したの?」と聞いてしまいます...
ただ、「辞める」と聞くと「やめない」と言うので、もうしばらく様子見でしょうか。
まだ学校で九九も習ってないのに、割り算をやっているのでまぁ苦痛なのは分からなくもないです。
我が家は進研ゼミ小学講座を併用しています!
我が家の場合、公文以外に学習塾などに行っていないこともあり公文に加えて進研ゼミ小学講座を受講しています。
公文に比べて進研ゼミの良い所は
ココがおすすめ
- 学校の教科書に添っている
- 楽しんで学習できる
- 全ての教科を学ぶ事ができる
- 価格が安い
という点でしょうか。
計算以外の問題に対応している!
息子、娘ともに計算は早いのですが、それ以外の問題は苦手な物も。
例えば3学期になって出てきた小2の問題は箱の形。
公文では学習しないこのような問題にも進研ゼミはしっかり対応してくれています。
↓これなんて価格に騙されて(?)理解できてませんでした。
子どもにとって「送料がいくら」と言われても実際に荷物を送った経験がないと全てが想像の世界。想像力のない息子にとってはチンプンカンプン。
ただし、問題を「知る」ことで次に同じような問題が出てきた時に対応できますよね。
さらに、進研ゼミには「基本コース」「応用コースが」あり、学校の授業の範囲を超えた学習も出来るようになっています。
3年生からは理科、社会、英語も本格的に!
進研ゼミを続ける理由のもう1つに3年生になってからは理科、社会に加え英語の勉強も始まるから。
「小学校の勉強なんて余裕」と思われる方も多いと思いますが、特にうちの上の子は自己肯定感が低く、当てられて分からなかったらどうしよう...という不安を常に持っています。
ほんの少し進んだ教材を提示してくれる進研ゼミはそういった「少しの不安」を持つお子さんにもピッタリ。
中学受験を考えている方は小4から進学塾へ行く?!
中学受験を考えている方の多くは小4で公文のF(小6)、G(中1)教材を終えて進学塾に通う方が多いようです。
F、Gを小4までに終わらせる事を目標に逆算して進めていくというパターンも良いですよね♪
我が家の場合は全く考えてないので本人のペースにまかせていますが、小学校レベルの問題を早めに終わらせて欲しいなと漠然と考えています。
兄が今Eに入ったばかりなので、頑張れば来年にはFに入れるかな?妹も同じくペースを崩さなければFまで行けるかなと思います。
公文の算数まとめ
今日は公文に通っている我が子の「算数」についてご紹介しました。
今の所、毎日勉強する習慣がついている点と、課題はこなしている点、計算が早くなったという点で公文に行って良かったと思っています。
高学年になって難しいかも?と感じたら塾なども考えていこうと思いますが今の所、進研ゼミ小学講座を併用することで学校の授業は理解できているようです。
子どもがどこでつまずくのか?どういう問題が苦手なのか?を把握するのには学校の宿題だけだと難しい事も。
そんな時に目安になる塾や通信教材はとても役に立つツールの一つだと思っています。
小1の壁、10歳の壁、中1・2学期の壁などなど子ども達には「壁」がたくさん!!
その壁にはどれも「勉強」が関わってきます。高い壁を低く超えられる壁にするには親の私達の協力も不可欠です。
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